徽章はバッジにしてピン

世界の徽章文化を考察するブログ。というか、バッジが大好き。コレクションを紹介したり、バッジに関する情報を考察したり。実用性皆無、実生活への寄与度ゼロ保障のブログです。

日本 埼玉県議事堂議会展示ホールで、「埼玉県議会議員章」を見る

埼玉県議会議事堂に、議会展示ホールなるものがあることを、ホームページで知っていた私は、浦和に行く機会がないかと伺っていたのだが、つい先日、仕事で近くまで行く用事ができた。
展示コーナーには、県政にかかる資料が展示されているらしいが、その中にはきっと県議会議員バッジもあるのではないかと思ったからである。

千載一遇のチャンスとばかりに、勇んで浦和にある埼玉県庁に向かう。議事堂は、県庁敷地の一画にある。使える時間は約10分。まあそれだけあれば十分なはず。

議事堂を入って、受付に尋ねると、入ってすぐ右に展示コーナーがあった。思ったよりも狭い。
だが、私はすぐに目当てのモノを探し当てた
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展示されていたバッジ、すなわち県議会の議員章は2種。左が「昭和30年ごろのもの」、右が「現在のもの」である。
旧タイプは全金属製のバッジで、菊花の中に埼玉の「埼」の字を入れたもの。現用品は、紺色のザブトンに金の花状の模様をいれたバッジ。
都道府県の議員バッジは、古いタイプはどこも全金属製で「菊花+県のシンボル」というパターンなので、埼玉もそうであることが確認できたわけである。

ひとけのない展示ホールで、私はマジマジとバッジを眺めた。

ところで、さっき気がついたのだが(見学したときは気づかなかった)、この古い方のバッジ、ラベルの右下の方に「複製」と書いてないか?・・・消えかかっていてよく分からなかったが、どうもこれ、紛れもなく「複製」の2文字!
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(やっぱり「複製」だよなあ・・・)

ありゃりゃ。複製とは参った。
それにしても何でこんな複製を作ったものか。この程度の時代のものなら、今の県議だって、家に帰れば親の時代のバッジくらい持っている人だっているだろうになあ。議事堂で展示するといえば、提供してもらえそうなもんだと思うが、手配できなかったのか。
複製品と思って改めて見てみると、どうもやっぱりなんだか安っぽい雰囲気が漂っているような気がする。果たして、これは正確な複製なのだろうか。

ところで、展示ホールでは、歴代議長の写真がずらりと飾ってあり、これを見てみると何人かの写真で気になるモノを見つけた。
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襟元を拡大した写真だが、上のはもちろん議員章だが、その下についている花弁様のバッジはなんであろうか。他にも何人がも同じバッジをつけているところを見ると、議長バッジなのかも知れないと思うが、資料がないので判断できない。そのうち調べてみたい。

それにしても、読みどおり議員章を発見できてうれしかった。
他の都道府県でも、議会の資料として展示されている可能性も高そうだ。時間があればぜひ試してみたい。