徽章はバッジにしてピン

世界の徽章文化を考察するブログ。というか、バッジが大好き。コレクションを紹介したり、バッジに関する情報を考察したり。実用性皆無、実生活への寄与度ゼロ保障のブログです。

日本 JRグループ全10社のバッジを一挙公開!

革命日記kjhst さんのリクエストにもあったので、今日はJR各社のバッジを一挙に紹介しよう。
基本的にこのブログでは「一日一枚バッジ紹介」という感じでやってきたのだが、こういうのを一枚ずつ紹介しても意味がなく、おもしろくもない。
というわけで今日はちょっとした特別版を・・・。

イメージ 1

まずは、各地域のJRから。
上段左から、JR北海道JR東日本JR東海
下段左から、JR西日本、JR四国、JR九州
ただし、残念ながらJR九州だけは彩色部分が剥落しており、失われてしまっている。うーむ、惜しい。
本当は、ややオレンジがかった赤色である。

このように、JR各社のバッジは、形はまったく共通で、それぞれのコーポレート・カラーで区分されているのだが、そのカラーがどうしてこの色なのかは不明。まあ九州は火の国のイメージで赤なのかな、とは思うが、何で東日本が緑で西日本が青なのか、合理的な理由があるのかどうか。

さて、次にその他のJRグループ。
イメージ 2

左から、JR貨物、鉄道通信株式会社、鉄道情報システム株式会社、財団法人鉄道総合技術研究所
このうち、鉄道通信株式会社はすでになく、日本テレコムと合併、今はソフトバンクという会社になっている。1986年12月~1989年5月までのわずか2年半足らずの間しかこの社名は存在していない。なかなか貴重なバッジじゃないかと思うがどうなのだろう?(よくわからない)

鉄道情報システム株式会社と財団法人鉄道総合技術研究所は、JRグループ発足以来、今も存在している。この2社のバッジだけ、その他の会社とバッジの形が異なっている。

以上、JRグループバッジをざっと見ていただいたが、いかがだろうか。
すべてのバッジは純銀製で、たぶん七宝仕上げ。
この前も書いたけど、しかし、これらの色を識別するのは実際なかなか難しい。
特に、JR西日本と、JR四国と、JR貨物のバッジのカラー、判別できないよねこれじゃ?
そりゃまあ、ここでは並べて画像を撮ったから違いはわかるけど、何でこんな紛らわしい色を採用したのだろうかって気分にもなる。

ところで、バッジのレア度からいうと、まず、各地域JRでは、従業員数の最も多いJR東日本(6万人以上)に比べて、JR四国はその20分の1以下(2千8百人)しかいない。バッジの数も当然JR四国が一番少ないであろう。
さらに少ないのが、特殊技術部門を担当する鉄道情報システム株式会社と財団法人鉄道総合技術研究所で、それぞれ約500人程度しかいない。
そして、今はなき鉄道通信株式会社。当時の従業員数はわからなかったが、短い期間しか存在しなかったことを考えると、これが一番レアじゃないかと思っている。

ちなみに、JR東日本などのバッジなら、マニア間での取引価格は、私見では5,000~8,000円程度のようだ。鉄道総研やJRシステムなどは、他に売りに出ているのを見たことがなく、相場はまったく不明。
この辺、どなたか詳しい方、ぜひ教えてください。