先日、通勤電車の中でウトウトしていると、高校生の会話がきこえてきた。その話題というのが、小林多喜二の「蟹工船」だったもので、つい聞き耳を立ててしまった。話している一人はすでに蟹工船を読み終え、「党生活者」のほうを読んでいるとのこと。うーむ、ある意味とても高校生らしい会話だなあと感じ入ってしまった。
それにしても、こんな作品が21世紀の日本で「時代の共感を得ている」とは考えてみればすごいこと(マスコミいわく、だが)。
ジョージ・オーウェルの「動物農場」アニメーション版(50年代の作)が上映されるというニュースを見たが、いっそケン・ローチの「ブレッド&ローズ」「ナビゲーター」なども再上映してはどうかと思うがどうか。けっこう受けるんじゃないか。
ジョージ・オーウェルの「動物農場」アニメーション版(50年代の作)が上映されるというニュースを見たが、いっそケン・ローチの「ブレッド&ローズ」「ナビゲーター」なども再上映してはどうかと思うがどうか。けっこう受けるんじゃないか。
それはさておき、「蟹工船」である。
最近本屋に平積みにされている新潮文庫版をよく目にするが、あの表紙は当時のものらしい。が、それがどうにも気になる。
この槌鎌マーク、トンカチとカマが左右逆じゃないの?
(こちらを参照。新潮文庫版「蟹工船」表紙)
最近本屋に平積みにされている新潮文庫版をよく目にするが、あの表紙は当時のものらしい。が、それがどうにも気になる。
この槌鎌マーク、トンカチとカマが左右逆じゃないの?
(こちらを参照。新潮文庫版「蟹工船」表紙)
ただ、紛らわしいだけに、単に間違いで左右が逆になってしまっているものもたまに見かけるのも事実。単なるミスの可能性もありそうだが・・・
「赤い五角星」よりも、やっぱこっちの方がコミュニストらしい。