アメリカにもやっぱり「毛沢東、好き好き!」という人はいるもんなんだなあ・・・と思わせるバッジ。
「我々の時代の最も偉大な革命家 毛沢東記念 1978」。
もっとも、英語版「毛主席語録」(正確には「毛沢東語録」ではなく、「毛主席語録」である)の前文の冒頭では「the greatst Marxist-Leninist of our era」とあるが、これを意識したものか。
毛沢東が死去したのは1976年。このバッジが製作されたのはその2年後ということになる。死去後も世界中で体制に不満を持つ人たちは、大衆の力による革命を呼びかけた毛沢東を崇拝し続けたものである。
黒・白・赤・黄の強いコントラストの色彩が、中国製の毛沢東バッジにはないポップな雰囲気。微妙な印刷の色ズレも時代の雰囲気を感じさせる。