環太平洋諸国での自由貿易を促進しよう、そうしなければ日本は世界から孤立する、とする推進派。貿易自由化は日本農業へ致命的な打撃を与え、トータル的に見れば却って損害は甚大だとする反対派。
各業界団体はもちろん、政治家の主張も真っ二つに割れている。菅政権はTPP加入を進めるスタンスらしいけど、これ、一体意見集約なんてできるのか?
各業界団体はもちろん、政治家の主張も真っ二つに割れている。菅政権はTPP加入を進めるスタンスらしいけど、これ、一体意見集約なんてできるのか?
まあTPP加入するというのも勇気がいる決断だが、加入しないのにもそれ以上の決断力がいるだろう。
「日本農業が潰れれば、農業だけでなく、地方自体が崩壊する」という懸念と、「農業を守って国を潰すのは本末転倒」という意見を、まとめることなんてそもそもできるのか・・・という気分にもなる。
まあ大方の見方としては、それでもやっぱり自由貿易促進は世界の流れだし、国益もその延長に見つけていくべきだという泉に落ち着くんじゃないかという気もするが、そこに至るまでどれだけの激論が戦わされることやら。
「日本農業が潰れれば、農業だけでなく、地方自体が崩壊する」という懸念と、「農業を守って国を潰すのは本末転倒」という意見を、まとめることなんてそもそもできるのか・・・という気分にもなる。
まあ大方の見方としては、それでもやっぱり自由貿易促進は世界の流れだし、国益もその延長に見つけていくべきだという泉に落ち着くんじゃないかという気もするが、そこに至るまでどれだけの激論が戦わされることやら。
というわけで、今日は農業団体のバッジでも紹介しよう。
画像は、全日農=全日本農民連合会の結成50周年記念バッジである。
「農民組合設立 50周年 全日農 19224.9-1972」とある。
画像は、全日農=全日本農民連合会の結成50周年記念バッジである。
「農民組合設立 50周年 全日農 19224.9-1972」とある。
全日農は、規模は農協には遙かに及ばないものの、今も活動している農業団体である。1922年の設立とあるが、労働団体と同じく、分裂や統合を繰り返し、しかもその名称がどれも似たようなものばかりなので紛らわしいことこの上ない。
1922年、日本で初めて農民組織「日本農民組合」が結成、小作農の利益防衛、地位改善などを掲げて対地主闘争を展開した。この50周年記念バッジは、日本農民組合の成立にさかのぼっている。
戦後、日農主体性確立同盟、同統一派懇談会が1957年に「日農全連」を結成。これに日農新農村建設派、全農が加わり、1958年に結成されたのが「全日農」という流れになる。
直接的には、全日農自体の成立は1958年である。
1922年、日本で初めて農民組織「日本農民組合」が結成、小作農の利益防衛、地位改善などを掲げて対地主闘争を展開した。この50周年記念バッジは、日本農民組合の成立にさかのぼっている。
戦後、日農主体性確立同盟、同統一派懇談会が1957年に「日農全連」を結成。これに日農新農村建設派、全農が加わり、1958年に結成されたのが「全日農」という流れになる。
直接的には、全日農自体の成立は1958年である。
今回のTPP加入問題では、農協をはじめ農業団体はこぞって反対の立場を鮮明にしており、反グローバリズムを掲げるこの全日農も同様である。
バッジだが、緑を基調とした七宝による配色で、上下を稲と麦が取り巻いている。この時代のモノとしてはなかなか良い出来のバッジのように感じる。