徽章はバッジにしてピン

世界の徽章文化を考察するブログ。というか、バッジが大好き。コレクションを紹介したり、バッジに関する情報を考察したり。実用性皆無、実生活への寄与度ゼロ保障のブログです。

日本 古い農協バッジ

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最近の議論を聞いていて、いっそのことTPPには参加しない、と政府が一度言ってしまってはどうかと思う。そうしないとホントの議論は進まないんじゃないかという気がしてきた。一種のショック療法である。

とにかく日本の農業の中心はひたすら米であり、これをどうするかが政治の大きな課題であった。
かつて米の買い入れ価格は市場動向ではなく、実際には政治判断で決定されてきた。俗に、政治米価などと言われる。農林族議員は生産者米価の引き上げを政府に働きかけ、それを農協組織が全面的に応援するという構図がガッチリと完成していた。この関係によって、政府自民党と農協組織は揺るがぬ協力体制を築いてきたのであった。
長らく続いたこの政治による米価決定システムは、後から思えば日本の農業へ深刻な害をなしたのだと思う。TPP加入問題を機に、政治と農業の関係を思い返してそう思う。

農協は、1992年から「JA」という名称を使い始めたが、農協という名前について回る野暮ったさからイメージチェンジを図りたかったのだろうと思う。この時、同時にJAマークも定められた。
その前は、「協」の字を図案化した丸いマークが使われており、田舎に行くと今もけっこうあちこちに残っている。
このマル協マークも農協発足時からあるらしいが、今回のバッジはそれとは全く異なる。
単なるマル協マークをバッジに使わなかっただけなのか、それともマル協マークができるまでの農協バッジなのか。農協とあるからには、農協バッジではあるんだろうが・・・

詳細は不明。ただ、見るからに古いバッジではある。

【関連の既出項目】
農協バッジ(マル協マーク)