徽章はバッジにしてピン

世界の徽章文化を考察するブログ。というか、バッジが大好き。コレクションを紹介したり、バッジに関する情報を考察したり。実用性皆無、実生活への寄与度ゼロ保障のブログです。

日本 「合唱団バイカル第2回訪ソ」バッジ(1963年)

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昨日のうたごえ合唱団訪ソ記念バッジと一緒に買ったのがこのバッジ。いわばロシアからの里帰り品で、まとめ買いしたバッジ群の中に含まれていた。
ソ連と日本の国旗が並んだだけのデザインだが、裏面には「合唱団バイカル第2回訪ソ 1963」の文字が見える。この頃、うたごえ運動系を中心に、合唱団の訪ソ公演はよく行われていたのだろうか。1963年当時のソ連共産党書記長はフルシチョフ。次第に激しさを増しつつあった中ソ対立は、この後ますますヒートアップ、日本の左派系組織も分裂と対立を深めていくこととなる。

「合唱団バイカル」の正体はよくわからないが、有名なロシア民謡「バイカルのほとり」から取られたものだろう。少なくとも2回の訪ソ公演を行っているあたり、それなりに有力な組織であったのだろう。

そもそも合唱という音楽芸術自体、体ひとつで基本的に誰でも簡単にはじめられ、集団的な活動が必要とされ、実にプロレタリア的である。