徽章はバッジにしてピン

世界の徽章文化を考察するブログ。というか、バッジが大好き。コレクションを紹介したり、バッジに関する情報を考察したり。実用性皆無、実生活への寄与度ゼロ保障のブログです。

日本 財団法人東京震災記念事業協会特別章

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当ブログでは基本的に一度紹介したバッジは再掲しない方針を採っているが今回は別。やっぱりこう連日震災ニュースだと震災関係ネタを取り上げざるをえない。

日本の歴史を変えた関東大震災大正12年9月1日、相模湾沖でマグニチュード7.9の地震が発生。特に火災による被害が大きかった。死者行方不明者は10万人以上。震災後は様々な社会事件が発生し、当時の社会の歪みを露わにした。

当時とは条件があまりにも違うので、今回の震災との比較は困難だが、あの時ほどの社会事件は発生していないことについては、語る価値があるのではないかと思う。つまり、戦後の様々の試練を乗り越えてきた日本は、時に前身、時に後退をしながらも着実に成熟した社会を作ってきたのだと、改めて実感する。
テレビではACの「日本は強い国」「日本の力を信じてる」CMは見ていてなんだかなあという気分になるのだが。

というわけで、今日のバッジは財団法人東京震災記念事業協会の特別章。なかなか丁寧なツクリのきれいなバッジである。震災の「震」の字が印象的。下から跳ね上がった書体は、まるで地震を起こすと言われるナマズのヒゲのようである。
東京震災記念事業協会は、東京都墨田区横網にある慰霊施設「震災記念堂」(現在の東京都慰霊堂を建設したことで知られる。