この4枚、よくよく見るとすべて微妙に異なっている。満州協和会員がどのくらいいたか知らないが、バッジとしては、かなりの枚数が作られたのではないか。裏面のツクリの違いなど、おそらくはメーカーの違いによるものと思われ、大量に作られた事がうかがえる。
裏は、やや大きい右の2枚はピンバッジ、左の2枚はネジ式となっている。ただし、左から2枚目のものは、ネジが取れた痕跡が残っており、周囲に小さく4つの穴が開けられている。おそらくは縫いつけるために後で開けたのだろう。
初めは、ネジが取れてしまったからこのような細工をしたのだろうと思っていたが、中国の古いバッジにはたまにこのようなものがあり、どうやらワザとそのようにした可能性もある。ネジ式バッジは、襟元にボタンホールのある背広につけるにはよいが、その他の服には向かない。そのため、わざわざネジを取り、孔あけ加工をしたのではないか・・・と今では考えている。
初めは、ネジが取れてしまったからこのような細工をしたのだろうと思っていたが、中国の古いバッジにはたまにこのようなものがあり、どうやらワザとそのようにした可能性もある。ネジ式バッジは、襟元にボタンホールのある背広につけるにはよいが、その他の服には向かない。そのため、わざわざネジを取り、孔あけ加工をしたのではないか・・・と今では考えている。