なんでこんなバッジが私の手元にあるか記憶は定かではないんだが、一山いくらでバッジをまとめ買いした中に混じっていたのであろう。
空手家・大山倍達を総裁とする極真会館は、空手ブームに乗って勢力を拡大。日本のみならず海外進出も果たした。大山倍達を主人公にした梶原一騎原作劇画、「空手バカ一代」の影響は大きかったろう。アニメ化もされた作品だが、私はマンガしか見たことがない。
なお、私は「大山倍達」が読めず、割と大きくなるまで「おおやまばいたつ」と読んでいたが、意外にそういう人は多いのではないか(そんなことない?)。
なお、私は「大山倍達」が読めず、割と大きくなるまで「おおやまばいたつ」と読んでいたが、意外にそういう人は多いのではないか(そんなことない?)。
絶大なカリスマを誇った大山倍達は、1994年に70歳で死去。ここから極真会館の迷走は始まった。要するに、よくあるお家騒動である。ただ、組織がデカイだけに、この騒動も一筋縄ではいかなかった。
後継者指名されたする組織幹部(松井派)に遺族が反発、独自の組織を立ち上げる。ところが、松井派が分裂、一部が遺族派と合流して、また分裂して、訴訟合戦を繰り広げ・・・などとやっている間にそこから抜け落ちたメンバーが独自に組織を立ち上げたりして、「極真」から派生した組織がどんどん増えていくのであった。
後継者指名されたする組織幹部(松井派)に遺族が反発、独自の組織を立ち上げる。ところが、松井派が分裂、一部が遺族派と合流して、また分裂して、訴訟合戦を繰り広げ・・・などとやっている間にそこから抜け落ちたメンバーが独自に組織を立ち上げたりして、「極真」から派生した組織がどんどん増えていくのであった。
この辺、政治セクトの合従連衡、栄枯盛衰もかくやと思わせるほどで、ハタ目から見ると非常におもしろい。ま、こんなドロドロとした騒動でもないと、ただの空手バッジでは、このブログで取り上げようという気にもならない。
さて、バッジに描かれているマークは「観空マーク」というのだそうで、現在の国際空手道連盟極真会館でも継承されている。他の組織では若干マークが違ったりしていて紛らわしい。
公式サイトによると、
「まん中の円を囲む四つの弧状の線は実はマークに現れていない円(がある)の一部である。
つまり、見えない円を含めると円は六つ(外周、内周、四つの弧がなす円)になる。
六つの円は世界の六大陸を示している。
六大陸の輪が、極真のめざす「世界友好の架け橋」を象徴している。」
公式サイトによると、
「まん中の円を囲む四つの弧状の線は実はマークに現れていない円(がある)の一部である。
つまり、見えない円を含めると円は六つ(外周、内周、四つの弧がなす円)になる。
六つの円は世界の六大陸を示している。
六大陸の輪が、極真のめざす「世界友好の架け橋」を象徴している。」
などと書かれている。「6つの円=6大陸=世界友好」、ねえ。何となくこじつけっぽい気もしなくもないが・・・