徽章はバッジにしてピン

世界の徽章文化を考察するブログ。というか、バッジが大好き。コレクションを紹介したり、バッジに関する情報を考察したり。実用性皆無、実生活への寄与度ゼロ保障のブログです。

日本 日本卓球協会役員章

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ロンドンオリンピックも今日でおしまい。オリンピックが終わるのは早い。このような桁違いの巨大イベントにおける誘致から実施に至るまでの関係機関の苦労が思いやられるが、始まってしまえばあっという間だ。

8時間の時差がありながら、日本ではオリンピック競技のテレビ観戦が熱心に行われていた。職場でも、「体操競技最後まで見ちゃってさあ」などという会話が交わされていて、ということは彼は午前3時過ぎまで見ていたのであろう。
私も、若い選手たちが必死にがんばっている姿を見ると、「がんばれ、メダルとれ!」というより、「何とかメダルをとらせてあげたい」という心境に近づきつつある気がするのは、歳のせいか。

今回の日本勢、金メダルこそ少なかったが、各種競技で健闘が光ったといえるのではないか。私が初めから「メダルをとらせてやりたい」と思っていたのは、特にあげれば、男子体操と女子サッカー、あとは女子卓球・・・だろうか。
どれもメダルを手にすることができてよかったなあと思っている。

女子卓球は、卓球では日本初のメダル、それも銀である。シングルスでは惜しくもメダルに届かなかったが、団体では強敵を退けつつ、世界トップの中国に最後に敗れた。中国チームの強さは群を抜いており、負けたのも仕方ないと思えるくらい。それにしても、卓球界の中国勢の強さは何なのであろう。どの国のチームでも活躍しているのは元中国選手ばかり。そんななかで、純国産選手?だけで銀メダルまでたどり着いた日本チームの健闘は素晴らしかったと思う。表彰式でメダルを手にした選手たちの笑顔には、ちょっと感動した。

というわけで、コレクションの中から見つけた日本卓球協会のバッジである。
外周に「JAPAN TABLE TENNIS ASSOCIATION」、中央に篆書の「」の字。裏面には2桁のシリアルナンバーが刻印されており、「日本卓球協会役員章」の文字がある。
彩色は七宝で、中央の白は卓球の球をイメージしたモノだろうか。無難なデザインながら、七宝の輝きが美しく映え、真面目なバッジという印象だ。

日本卓球協会は、公式サイトによれば昭和6年、「日本卓球会」として発足、以後昭和12年日本卓球協会」に改称、戦後、国際卓球連盟に加盟した。
どうやら、現在の協会のシンボルマークは、このバッジのモノとは変わったようだ。まあ確かに、篆書体の「卓」では、いかにも流行らない。

公式サイトのトップにも大きくロンドンオリンピックの銀メダル獲得が掲載されていて、いかに喜ばしいニュースであったかがうかがえる。