徽章はバッジにしてピン

世界の徽章文化を考察するブログ。というか、バッジが大好き。コレクションを紹介したり、バッジに関する情報を考察したり。実用性皆無、実生活への寄与度ゼロ保障のブログです。

日本 日本ライフル射撃協会

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今月14日にアメリコネティカット州で起こった小学校での銃乱射事件。アメリカではこの種の事件がたまに発生するが、子供20人が犠牲になったこともあり、さすがに波紋が広がっているようだ。

武装は人民の権利である、という理念をもつ全米ライフル協会(NRA)は、アメリカの政界に大きな影響力を持つとされるロビー団体である。銃規制の強化を求める世論に対し、NRAは、「すべての学校に武装警察を配備すべき」と訴えているというからすごい。
今回の事件を受けても、銃規制はやはり進まないんじゃないかと思うがどうなることか。

さて、画像のバッジは、NRAならぬNRAJの会員章。正式名称は、日本ライフル射撃協会(National Rifle Association of Japan)である。英名には「射撃」に該当する単語がないのは何でなのか(これでは日本ライフル協会じゃないのか)、なんでJapan Rifle Assosiationじゃないのかとかいろいろ疑問がわく。アメリカNRAの日本支部みたいな名称だ。おそらくそこからインスパイアされたものか。

アメリカに比べ、格段に銃規制の厳しい日本。そのため、日米のライフル協会の性格も大きく異なり、アメリカでは右派的な性格が強いのに対し、日本では純粋に射撃スポーツの振興がメインであり、名称は紛らわしいが中身は全然別物という感じだ。現在では、NRAJは社団法人となっている。

バッジデザインも、日米では異なる。
NRAは銃をつかんだハクトウワシがシンボルだが、日本では画像の通り。月桂冠?が周りを囲み、交叉した銃と中央に標的が描かれている。
この標的が、日章旗をイメージしていることは明白だろう。このバッジはネジ留め式で、金メッキに七宝彩色が施されている。