徽章はバッジにしてピン

世界の徽章文化を考察するブログ。というか、バッジが大好き。コレクションを紹介したり、バッジに関する情報を考察したり。実用性皆無、実生活への寄与度ゼロ保障のブログです。

アメリカ NRA(全米ライフル協会)終身会員バッジ

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アメリカの困った組織のバッジばかり取り上げるわけではないが、今日のバッジはNRA(全米ライフル協会)の終身会員バッジだ。

銃をつかんだワシが飛翔する姿がシンボルで、見るからにアメリカらしいというか、アメリカ右派らしいというか。

今年4月に発生したアメリカ最悪の銃乱射事件であるバージニア工科大の事件はひどかった。学生32人が射殺され、韓国人留学生の犯人も自殺。アメリカの韓国人社会にも深刻な影響を与えた。
それにしてもあの事件、結局何が原因だったのかさっぱり分からない。犯人がメディアに送りつけた写真やメッセージからして、どうも精神状態が普通だったとは思えないのではあるが・・・

だがまあ、これほどの大事件でなくても、この種の乱射事件はアメリカではしょっちゅう起こっている。
そしてそのたびに取り上げられるのが銃規制運動と、銃規制への反対運動だ。後者の最大にして最強の組織が全米ライフル協会=NRAである。
創設は1871年、会員数は350~400万人とされ、歴代大統領も加わっている。保守右派系共和党との結びつきが強く、政治力を背景に銃規制に何かと反対し、骨抜きにしてきた。

あんな事件が起きてさえ、銃規制の動きはいっこうに進まないようだ。どうもNRAのロビー活動の影響もさることながら、もしかしたらアメリカの世論自体が規制強化に賛成していないんじゃないかという気がしてくる。
不幸なことだなあ。

膨大な会員数を抱える大組織のためかNRAのバッジやメダルというのはけっこう多い。NRAが開催する射撃競技大会のメダルなどは珍しいものではないようだ。