徽章はバッジにしてピン

世界の徽章文化を考察するブログ。というか、バッジが大好き。コレクションを紹介したり、バッジに関する情報を考察したり。実用性皆無、実生活への寄与度ゼロ保障のブログです。

日本 安倍総理と3つのバッジ

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最近のニュースで気になっているのは、オリンピック招致活動を巡る猪瀬知事の舌禍問題だ。オリンピックの東京招致を成功させたい一心とはいえ、競争相手の都市を引き合いに出して優位性を説くのみか、イスラム教諸国を「互いに争ってばかり」「共通点はアラーだけ」などと言うにいたっては、一発退場モノじゃないか、と思わずにはいられない。それどころか、この発言で批判を受けるや、「真意が伝わっていない」「インタビューの文脈と異なる記事」と反論。対して、インタビュー記事を掲載したニューヨークタイムスが、インタビューには録音もあり記事には絶対の自信がある、と言われては、さすがに謝罪せざるを得なかったが、その後も性懲りもなく「誰が敵かよくわかった」「よい勉強になった」「この件はもうおしまい」と、そもそも誰が悪かったのかよくわからない発言を連発。
こういう人って、相手を攻めるときはイケイケでも、いったん守勢に回ると全然ダメなんだなあとつくづく思う。私は東京オリンピックは是非実現してほしいので、おまえは何も言うな!ごめんなさい以外は口にするな!とテレビを見ながら悪態をつきたくなる。謝るなら徹底的に謝る。実は違うんだよね、みたいな態度で口先だけの謝罪されても、しょうがないんだが、そういう人生修行がまったくしてきていない様子で見ている方の不快度は増すばかり。きっと仕事でも家庭でも素直に人に頭を下げたことなんてないんだろうなあ。まあそれはいいけど、オリンピック招致に失敗したら、どうするんだろうか?

と、どうでもいい前置きが長くなったが、最近の安倍総理もなかなか景気がいい。景気がよすぎて最近は憲法改正問題にまでのめりこんでいる。全国の裁判所で違憲違憲状態判決出されまくりながら、憲法改正大義はどうなるのかよくわからんが、調子に乗っている人というのは足下の危うさというのには気がつかないらしいので、危ない危ない。

画像は安倍総理の最近の画像。何だか左襟にバッジをいっぱいつけているね。
衆議院議員記章に北朝鮮拉致被害者救済のブルーリボンバッジ、そして東京オリンピック招致運動バッジの3つだ。
うーん、議員バッジは別として、ブルーリボンバッジはいつまでつけるのだろう。拉致問題が解決するまでか。でも解決するのかあの問題は。しかし、拉致問題に取り組んできたという自負のある安倍首相は、未解決のままではバッジをはずすわけにはいかないのだろう。オリンピック招致バッジは、今年9月に開催都市が決まるので、それを過ぎればはずせるわけだ。

で、ブルーリボンバッジだが、実はいくつかのタイプがある。拉致議連のメンバーでもある安倍総理のつけているのは一番ベーシックなタイプと思われ、「北朝鮮に拉致された日本人を救出するための全国協議会救う会)」で頒布している2タイプのうちひとつらしい。ひとつ500円。この他、「日本ブルーリボンの会」というのがあって、こちらもまた異なるブルーリボンバッジを製作、販売している。

それにしても、主義主張を表すバッジは、なんであれ一度つけると外すタイミングが難しい。ヘタにはずすと、変節したと取れれかねないからだ。問題が一件落着すればベストなのだが、この問題ばかりは、まだまだ時間がかかりそうである。