徽章はバッジにしてピン

世界の徽章文化を考察するブログ。というか、バッジが大好き。コレクションを紹介したり、バッジに関する情報を考察したり。実用性皆無、実生活への寄与度ゼロ保障のブログです。

日本 警視庁警護員記章(SPバッジ)

イメージ 1

映画「SP 革命編」をテレビ放映したので見るともなしに見てしまったのだけど・・・すみません私ちょっとついていけませんでした。
オハナシなんだから、ある程度の「ウソ」にはついていこうという心構えはあるつもりなのだが、話の作り手の方が少しは上手にだましてくれないとねえ。我慢にも限度ってもんがあって、ダメだこれもういいや、ってなっちゃうのだ。一応最後まで我慢して見たのは、ラストのどんでん返しにそれでも少しは期待していたからで、でも終わってみればああやっぱりこの程度だったかと苦笑するしかなかったは残念。主役の岡田准一ってジャニーズの人だったのね。妙~に眉間にしわ寄せて、健康不良ぶりを表現しているのか、役どころのシリアスな雰囲気を出そうとしているのか、一体何のつもりの演技指導なんだろうかとずーっと気になってしょうがなかった。一言で言えば不自然で変。
そもそも、議会中の国会議事堂をSPたちが占拠して、この国のあり方を変えるもヘッタクレもない。正義派?SPの主人公に、SPの誇りを汚すのかと諭されて、反乱派SPがあっさり降参するシーンは、見せ場のはずなんだろうがすいません笑っちゃいました。
ごく少数のクーデターで権力ががらっと変わってしまうのは、最近でも第三世界ではよくある。もともとの権力者が国民の信任を得ていず、権力者や取り巻きは私腹を肥やすことしか考えてなく、したがってコイツらの排除されたとしても誰も擁護しないのである。既得権を持つごく少数者以外は、難のそんもないからである。クーデターはあっさり成功してしまう。もっとも権力を乗っ取った方も元のモクアミ、誰かにぶち殺され、殺した方が権力を奪うだけである。
この映画でも、革命騒動に荷担する人間の誰もがその程度のことしか考えていない。議員たちさえ何とかすれば、自分たちが国の主役になれると思っている。おいおい、どれだけ単細胞だよって。

つい頭に来て前置きが長くなった。
SPバッジについて書きたい。セキュリティポリスとは、警視庁警備部警護課に属する要人警護を用務とする警察官のこと。
バッジは、頭文字をとって「SP」の形になっていて、正式名は「警視庁警護員記章」だが一般には「SPバッジ」のほうが通りがよい。
残念ながらホンモノは見たことがなく、まあこんな感じだったよねってくらいしか知らない。なんでもSPは色違いのいくつかのバッジを支給され、日によって替えることによって、暗号の符丁のように使われるのだそうだ。けっこう目立つバッジで大丈夫なのかと思うが、彼らは別に潜入操作要員ではない。しかもわかりやすい制服姿ではないので、バッジによって警護任務中だぞということを周囲に知らしめる効果を狙っているのかもしれない。