徽章はバッジにしてピン

世界の徽章文化を考察するブログ。というか、バッジが大好き。コレクションを紹介したり、バッジに関する情報を考察したり。実用性皆無、実生活への寄与度ゼロ保障のブログです。

日本 外務省職員徽章 (情報求ム!)

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あわただしい年度末、ひたすら流されるようにバタバタとしていたら、いつの間にかこのブログもこんなにご無沙汰に・・・
前回書き込みをしてからも、ソチオリンピックが終わったり、ウクライナ問題があったり、STAP細胞疑惑があったり、作曲家のゴーストライター事件があったり、いろんなことがあって、本当は書きたかったんだけど、ついつい後回しになってしまったのだった。
しかしもう3月もおしまい。勤め人にとっては、職場では出会いと別れの季節である。

さて、今日紹介したいのは外務省の職員徽章(2種類)である。
実は、おそらくは外務省バッジだろうなあと推測はしていたものの、今ひとつ確信が持てないまま長い間持っていた私のコレクションである。

外務省サイトの「外交史料 Q&Aその他」というページにも、これについて掲載されているhttp://www.mofa.go.jp/mofaj/annai/honsho/shiryo/qa/sonota_02.html

戦前から外務省で使用していたバッジについて教えてください
という質問に対しての回答が載っている。私としては、こういう質問をする人に感謝するばかりだが、一体誰がどうしてこんな疑問を抱いたものかちょっと不思議な気もするな。同好の士なのか?

「1937年(昭和12年)、外務省では「外」の字をくずしたデザインの銀製バッジを作成して全省員に配布し、常に身に付けるよう励行しました。これは、同年7月の盧溝橋事件など時局が次第に戦争へと向かうなか、機密保持の観点から、省内への出入りを厳重にする必要が出てきたためといわれています。
 バッジのデザインとなった「外」の字の紋章は、もともとは歴代外務大臣が使用していた硯箱の蓋に描かれていたもので、現在も外務省の標章として、外務省庁舎正門や外務省員の身分証明書などに使用されています。」
なのだそうだ。

そして、そのマークこそ、まさにこのバッジ(右側)のデザインなのである。
しかし、問題は左側の、やや大きく、中央に▲印が入ったバッジである。これはいまだに正体がわからない。外務省関連は間違いなかろうが、残念ながら今に至るまで正体を突き止められない。
なお、右側の通常のバッジには裏面に2ケタのシリアルナンバーが刻印されているが、左側の▲入りのバッジの裏面にはない。

というわけで、すみませんが「▲印入り外務省バッジ」について情報をお持ちの方、特に関係者の方、ヒントとなる情報だけでもけっこうです。ぜひとも教えてください。よろしくお願いいたします。