徽章はバッジにしてピン

世界の徽章文化を考察するブログ。というか、バッジが大好き。コレクションを紹介したり、バッジに関する情報を考察したり。実用性皆無、実生活への寄与度ゼロ保障のブログです。

中国?インド? 中印友好バッジ

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今年の年末年始は、9連休もある。といっても、長いようでいつもあっという間に終わってしまうもので、気がつけばあと残り1日か、などということになっているのも毎年のことである。そうならないように少しは有意義な過ごし方をしようなどとも思うのだが、そもそも私にとって有意義な連休の過ごし方などがどういうものかよくわからないのであった。

そんなわけで今日は、年賀状をやっと書き、クリーニングを出し、年末の大掃除として家の周りの掃き掃除などをやっていたら、もう薄暗くなってきたのであとはテレビを見て本を読んで過ごしていた。
こんなことをだらだらやっているうちに今年の冬休みも終わっていくのだろう。まあそれも仕方なし。

さて、せっかくなので今日はまたバッジでも紹介する。
アジアの2大国、中国とインドの国旗を飾った「中印友好バッジ」である。
「中印友好」の隣の文字は、インドの公用語ヒンドゥー語で、同じ意味が書かれているのだろう。

いつどこで作られたモノかはわからない。私は中国のバッジは相当たくさん見てきていると思うが、インドのバッジなどはほとんど知らない。全体のツクリからして、中国製のような気もするが、インド製でないという確証もない。また、第三国で作られた可能性もあり、不明ということにしておく。

中国とインドは、アジアの2大国であり、第三世界の有力国でもあったのだが、周知のとおり仲が悪い。1959年にはチベットダライ・ラマがインドに脱出、インドで亡命政権を立ち上げた。さらに1962年には中国とインドの間で国境紛争が勃発。インドと敵対関係にあるパキスタンを中国は公然と支援し、この地域の問題をさらにややこしくしている。

果たしてこのバッジがいついかなる目的で作られたか、非常に気になるところだ。ツクリからして、70年代以前のものと思うが、はて、この時期にして中印友好万歳なイベントでもあったのだろうか。せめて作った年代だけでも裏面に入れておいてくれれば私の悩みも解消されたものを・・・。