徽章はバッジにしてピン

世界の徽章文化を考察するブログ。というか、バッジが大好き。コレクションを紹介したり、バッジに関する情報を考察したり。実用性皆無、実生活への寄与度ゼロ保障のブログです。

日本 小池百合子愛用の「東京2020大会視覚障害者用エンブレムバッジ」と「TOKYOバッジ」

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  (最近の小池知事の画像。2種のバッジに注目。)

このブログのアクセス解析によると、「小池百合子 オリンピックバッジ」という検索ワードでたどり着いている人が結構いるようなのだ。

過去に東京2020オリンピック・パラリンピックバッジの記事を載せているからで(2016/9/19)、試しにGoogleで検索してみると結構上位に表示される。そのおかげで、この記事は貧相なるわがブログへのアクセス件数の稼ぎ頭となってくれている、というのが実態だ。

ところでみなさん、気が付いているだろうか、小池百合子のつけているバッジが微妙に変化していることに。
かつては、例のオリンピック・パラリンピックマークが並んだ、白地の四角いバッジをバッジだったが、毎日のようにテレビに登場する彼女が今つけているのは、きらきら光る銀色のバッジなのだ。
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東京2020大会広報PR用バッジ」

私も早くからこの銀色のバッジに気が付き、あれは何だろうと思っていたが、東京都の公式サイトにはこのバッジのことがしっかりと載っている。



東京2020大会視覚障害者用エンブレムバッジ(大きさ:W37mm×H28mm)

東京都では、視覚に障害のある方にも大会エンブレムに親しんでいただくため、視覚障害者用の東京2020大会広報PR用バッジを作成いたしました。

このバッジは、大会エンブレムの形状を凹凸で表現し、視覚で認識することができない方たちにエンブレムが識別できるよう工夫をしたもので、視覚に障害がある方のためのものです。


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東京2020大会視覚障害者用エンブレムバッジ」

東京都によるこのバッジの製作発表は今年5月。小池知事がつけ始めたのもそのころだったのだろう。
一般的な「東京2020大会広報PR用バッジ」は、「大きさ:W28mm×H21mm」ということなので、かなり大きい。手で触れて識別するために必要な大きさなのであろう。
なお、このバッジは配布対象がかなり限定されている。「都内在住の視覚障害障害者手帳をお持ちの方で、バッジ着用を希望される方」が要件であり、一般人が通常手に入るものではない。
しかし、そうなるとなんとしても欲しいと思う人はいるようで、しばらく前に某ネットオークション上では数万円もの値で落札された。
そういう事態は必ず起こるのだから、無料配布は対象者を限定しつつ、いっそ有償配布を行ったらどうかと思う。売り上げはパラリンピックの運営にでも回せばいいのにな。

さて、冒頭の画像では、小池百合子のつけているバッジがもう一つある。
青地に白と黒でなにやら書かれている、缶バッジらしき丸いバッジである。

実はこの正体がいまいちよくわからない。
テレビで見るたび気になっているのだが、この人以外につけているのを見たことがない。
小池百合子は「希望の党」の実質リーダー的存在なので、あれを希望の党のバッジと思っている人もいるようだ。しかし、あの青いバッジは、実は「TOKYO」という文字が白と黒で書かれているだけなのだ。
ここで思い出すのが、舛添要一前知事が愛用していた「&TOKYOバッジ」である。
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「&TOKYOバッジ」

あの「&TOKYOバッジ」についてもこのバッジでかつて取り上げた。私は「舛添知事の退場とともに&TOKYOバッジも公の場から退場してしまうのでは・・・」と予想したが、実際ほぼその通りになったようで、今ではあのバッジをメディア上で見る機会はなくなった。

なくなったのは予想通りだったのだが、しかしその代わりのバッジが登場するとは思っていなかった
気になったので、バッジの出現時期を小池百合子FACEBOOKをチェックしてみたところ、一番早い登場は今年8月19日の写真だった。それ以前のいつからあったかは不明ながら、少なくとも今年の8月中旬には存在していたことは確実である。

8月中旬か・・・衆院選がらみの動きと関連しているとも思えないし、そもそも「TOKYO」だからなあ。なんなんだろ、あのバッジは。
うーん、今年からそういうキャンペーンでも東京都でやり始めたのかなあ?

すみません、結局よくわかりません。
あの青い「TOKYOバッジ」の正体をご存知の方、情報をお寄せください。