徽章はバッジにしてピン

世界の徽章文化を考察するブログ。というか、バッジが大好き。コレクションを紹介したり、バッジに関する情報を考察したり。実用性皆無、実生活への寄与度ゼロ保障のブログです。

中国 勝利勲章

イメージ 1

今日は終戦記念日。60年目の節目の年である。
1937年の日中全面戦争から8年目、中国はついに日本との戦争に終止符を打ち、戦勝国の一員となる。もっとも、それから4年以上にわたる、国民党と共産党との凄絶な内戦が始まりでもあった・・・。

と、いうのが前振りで、今日は勲章を紹介しよう。本ブログはバッジやピンを主に紹介していくこととしているが、これまでもあったようにメダルの類や、勲章なども紹介していくつもりである。あまり「バッジ」の定義にはこだわらず、身に帯びる「章」の類を広く紹介していくつもりだ。

画像は、中国の「勝利勲章」。本体の幅は70mm以上にもなる堂々たる勲章である。銀製鍍金(金メッキ)で、重量感もある。
国旗色である赤白青のリボン(綬という)、軍服姿の蒋介石が中央にはまった本体(章)、そしてその間の青天白日章のある部分(鈕)からなる。裏面には、中国の地図と「八年抗戦勝利記念」の文字とシリアルナンバーが刻印される。(余談だが、日本の勲章にはなぜシリアルナンバーがないのか不思議だ。もっともない国も多いが。)
この勝利勲章、割と数は多いようで、たまに目にすることがある。保存状態のいいものはかなり高いが、これは北京で入手したものである。