私は電車などに乗ったとき、みんなが胸につけているバッジばかりジロジロ見ている(笑)。大概はその辺の会社の社章なのだが、たまに、知ったバッジを目にするとちょっと得した気分になることもある。
この創価学会会員章も、たまにお目にかかることのできるバッジのひとつ。数はたくさんあるもので、そこら辺のノミの市などでも大量に目にすることがある。なにせ、公称800万人の会員を抱える日本最大の宗教法人だ。学校、出版社などを擁する巨大組織である。
今や政権与党となった公明党の支持母体となっているのがこの創価学会であることはいうまでもない。が、本来日蓮正宗(総本山は大石寺)の信徒団体であった創価学会だが、両者の関係は悪化し、正宗側は学会の学会長を中心とした体制運営を、学会側は正宗側の腐敗と堕落を批判し、ついに断絶に至る。
今や創価学会教化しつつあり、昔の信徒団体へ戻ることはもはやありそうもないようにみえるが、カリスマのある名誉会長のその後の体制が注目されている。