徽章はバッジにしてピン

世界の徽章文化を考察するブログ。というか、バッジが大好き。コレクションを紹介したり、バッジに関する情報を考察したり。実用性皆無、実生活への寄与度ゼロ保障のブログです。

日本 勲五等双光旭日章

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日本の勲章の中で、最も長い歴史を誇るのが旭日勲章(明治8年制定)。今日は五等旭日勲章を紹介する。旭日勲章というのはちょっと独特で、本体両面に同じ七宝が施され、裏表が同型である。。一説には、騎乗中にひっくり返ってもかまわないようにとの説もあるが真偽は知らない。

なお、今年の秋の叙勲では4028人が受賞した。天皇陛下から受け取れるのは、大授章と重光章のみ(旧一,二等相当。わかりにくくなったなあ!)で、4,000人以上いるうちの54人である。
平成15年以来、一種のデノミというか、8階級が6階級に減らされたので、勲五等も今では下から二番目の下位勲章となってしまった。双光章、というのは、画像ではちょっとわかりにくいかもしれないが、白い光芒の部分が金と銀に塗られているためにこの名がある。

中央の赤い透明七宝は、深みと透明感があって美しい。この色を出すために、七宝技術の粋が集められたといわれている。客観的にみても、この七宝の色は実にいいと思う。国章の日の丸を表すその赤色に、こだわりがあったのも当然だ。
日本の勲章の中では、旭日勲章がやはりシンプルな日本らしさがあっていいのではないかと思う。