以前、ハンガリーのバッジをまとめて入手したときに混ざっていたのがこのバッジです。
一見して、これはっ!と思いました。紛れもなくエスペラントバッジ。
盾型バッジの左側に描かれているのは、ハンガリーのカルパチア山脈?とこの地方でよく見られる複十字(ダブル・クロス、二十字などとも)。これはハンガリーの国章にも描かれるデザインです。そして、右側にはエスペラントの象徴である緑の星。
実は、ハンガリーの国章には、十字の根元に王冠があるのですが、国際主義傾向指向のエスペランティストが王冠を除いた可能性も高い、と詳しい友人に聞きました。なんでも「王冠問題」は、現代ハンガリーにはしばしばあったそうで、民族主義=王冠派と国際主義=反王冠派、という意見の相違があるらしい。
ほほう・・・
スロベニアでも同じデザインを国旗に用いているので、スロベニア製の可能性もありますが、ハンガリーバッジのなかから出てきた状況と、作りの類似性から見て、ハンガリー製と断じてよさそうです。
まだまだ魅力的なエスペラントバッジはいくらもあるのですが、とりあえずここまで。
もちろん出し惜しみ(笑)。