徽章はバッジにしてピン

世界の徽章文化を考察するブログ。というか、バッジが大好き。コレクションを紹介したり、バッジに関する情報を考察したり。実用性皆無、実生活への寄与度ゼロ保障のブログです。

アルバニア スポーツメダル

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そうかー、トリノオリンピックももう終盤か。早いものだなあ。
明朝未明には、注目の女子フィギュアが行われるんだがさてどうなるか。

私にとって今回のオリンピックで意外だったのは、実は日本勢の不振ではなく、アルバニアが初めて冬のオリンピックに出場した、ということだ。(笑)
午前4時頃から始まった開会式は、さすがにライブでは見なかったが、翌日ダイジェスト版で、選手入場行進を見ていたら紹介されていた。選手1人(アルペン)を含む3,4人のアルバニア勢。出場選手はこの1人だけ。

まあ、これがオリンピックの実情だよね。
メダルを取れる国なんて、出場国のごくごく一部に過ぎない。私はあのアルバニア選手の活躍を期待していたが、もちろん話題になることもなく終わってしまい、結局どういう結果だったのかすら分からない。きっと蟷螂の斧を振るって戦い、予想どおり破れたのだろう。

だって、夏季オリンピックにもまして、冬季オリンピックの競技は金のかかりそうなものばかりだ。
選手ひとり育てるのに、どれだけ金がかかるのだろうか。ヨーロッパ最貧国といわれるアルバニアにとって、あまりにも高いハードルだ。

さて、このメダルはアルバニアのスポーツメダル。「KAMPION」とは、チャンピオンの意であろう。
このメダルには実は授与証もついていて、それによると所有者はチラナ市にすむ青年で、1972年バスケットボールの試合でもらったものらしい。

それにしても・・・どうですかこのメダル?
うーん、ダメだよなあ、どうみても。
作りはそれなりにマジメだし、安っぽい感じはしないのはいいとしても、この生気を感じさせない人物像(男女選手のようだ)、陳腐な形、とにかくメダルの魅力にまるで欠ける。

だが、恐ろしいことに、アルバニアのバッジやメダル、勲章にいたるまで、みーんなこんな感じ!なのだ。生気がなく、陳腐で、つまらない。
本当は、このメダルはまだマシなほうといっていうべきかもしれない。

「じゃあそんなモノ集めるなよ」、と言われると返す言葉がないのだけれど。