チベットおみやげシリーズ第3弾。
私も中国の各地に行くと「ご当地モノ」毛沢東バッジをよく探す。文化大革命の時代、毛沢東バッジは中国全土で作られたので、あらゆるところでご当地製毛バッジを見つけることができる。まあ別にそれが価値あるモノってわけではないが、旅のオミヤゲみたいなもんだ。
チベットから友人に買ってきてもらったのもその一種。
「熱烈慶祝中共九大勝利召開 西蔵自治区革命委員会 西蔵軍区」と裏面にある。
中国共産党の第9回党大会が開催されたのは1969年4月。この時文化大革命の全面勝利が高らかに宣言された。だが、実際には文革の混乱は毛沢東の死去(1976年)まで続くことになる。
革命委員会は、文化大革命期初期に従来の行政組織に替わる革命大衆による組織として全土にひろまったものだ。もっとも、チベットでこれができたのは遅く、中味もそれまでの組織のメンバーとあまり変わらなかったのだが。
バッジのデザイン自体はごくありきたりで、革命の聖地・井岡山を描いたものだろう。
ま、はるばるチベットから来たバッジということでご紹介。