徽章はバッジにしてピン

世界の徽章文化を考察するブログ。というか、バッジが大好き。コレクションを紹介したり、バッジに関する情報を考察したり。実用性皆無、実生活への寄与度ゼロ保障のブログです。

日本 勲四等瑞宝章のつづき

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昨日の続き。

同じ勲章だが、箱入りの状態と箱の画像を掲載する。
日本の勲章は、すべてこのように黒塗りの箱で、内張は紫色の絹。箱には金字で勲章の名称が装飾的な篆書体で書かれている。

さて、ものの本によると、旭日勲章とともにメジャーなのがこの瑞宝勲章である。
そのものズバリな赤と白の旭日勲章に比べ、瑞宝勲章は装飾的でやや華やかな印象である。勲章本体も3つのパーツを組み合わせて作られていて、白赤青の七宝に彩られて中央の銀色が映える。色彩的によく計算されているのを感じる。

箱の中に収まっているのは、勲章本体と丸く小さな略綬である。ボタンホールにはめ込む形で、丸に2本の細い黄色線が四等瑞宝章のそれであることを示す。

日本の勲章は、造幣局の専門の部署で作成されている。特徴的なのはその七宝の色で、特に透明感と深みのある赤い七宝は、あまり外国には例がないように思われる。