まるで勲八等白葉桐葉章。それにに瑞宝章の綬がついているようにしか見えないが・・・
全体に小さく華奢で、ツクリも薄く、質感も異なる。「功労」の篆書字がある。
この正体は、裏面にあるように「福島県小高町」の功労章である。しかしここまでの真似ようはスゴイ。
全体に小さく華奢で、ツクリも薄く、質感も異なる。「功労」の篆書字がある。
この正体は、裏面にあるように「福島県小高町」の功労章である。しかしここまでの真似ようはスゴイ。
参考に、本物の勲八等白葉桐葉章を並べてみた。左が本物の勲章である(ただし、平成5年の改革により、現在では八等クラスは存在しない)。
なるほど、五三の桐の葉脈が陽刻と陰刻で異なっているな。・・・などと言ってみてもしょうがないくらい似ている。もはや町オリジナルのデザインのメダルを作ろうという意思すらなかったとしか思えない。
それでもあまり似すぎるのも多少は問題だと思ったのか、「功労」の文字を入れるのと、綬(リボン)の色を変えるという工夫もしている。まあ変えたと言っても綬の色はまるで瑞宝章のそれであり、そこにオリジナリティを発揮したとも思えないのだが。
これまで既存の勲章等に類似した地方自治体功労章を何点も紹介してきたが、こういうのって一体何だろうなあという気分にさせられる。