徽章はバッジにしてピン

世界の徽章文化を考察するブログ。というか、バッジが大好き。コレクションを紹介したり、バッジに関する情報を考察したり。実用性皆無、実生活への寄与度ゼロ保障のブログです。

フランス マルセイユ・エスペラント第42回世界大会バッジ

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最近日本モノがちょっと多くなってしまったので口直し。久々にエスペラントバッジを取り上げる。

なんだかまた世界中で深刻なもめ事が頻発しているような印象だ。それも、国家間、民族間の憎しみの連鎖という形で。
ザメンホフ博士が願った世界は、21世紀になっても全然到来しそうもないのであった。というより、永遠に到来しないのかも知れない。

それはさておき。
今日のエスペラントバッジは、1957年フランスのマルセイユで開催された世界大会である。JEI(日本エスペラント学会)のサイトによれば、この大会には1468人のエスペランティストが参加した。

マルセイユといえば、ローマ時代から栄えたフランス南部の港町。
バッジでも、錨や船など、いかにも港町らしいシンボルが描かれている。全体に渋いイメージながら、50~60年代によく見られるエスペラント世界大会バッジらしい現代的なデザイン。
縦縞の紋章は、アラゴン王ウルヘル家のもので、プロヴァンス地方に多い。十字のエンブレムは不明です・・・

来年、2007年には横浜で世界大会が開催されるが、大会の成功とカッコイイバッジが作られることを願わずにはいられない。