徽章はバッジにしてピン

世界の徽章文化を考察するブログ。というか、バッジが大好き。コレクションを紹介したり、バッジに関する情報を考察したり。実用性皆無、実生活への寄与度ゼロ保障のブログです。

中国 人民解放軍55式帽章

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今日が8月1日と気がついて、急きょネタを変更。

8月1日といえば、私にとって重要なのは(?)中国人民解放軍の創設記念日である。建軍節という。
解放軍の軍人さんたちだけ、半日の休日となる。
1927年8月1日、共産党率いる武装蜂起「南昌蜂起」が勃発した日である。

このため、中国人民解放軍は「八一」をシンボルとし、軍旗も赤旗に星と「八一」の字が描かれている。
画像は1955年に制定された軍装スタイル(通称55式)で採用された陸軍の帽章。
歯車は労働者、麦穂は農民、赤い星は共産主義を示すとされる。

文化大革命期、この八一マークが消え、赤星だけのシンボルとなった。あの印象的な、真緑色の軍服が採用された時期のことである。解放軍の伝統回帰を掲げ、軍階級まで否定した。
今では、もちろんそのような極端な共産主義原理主義的な路線は否定され、軍の近代化が推進されている。そしてもちろん、八一マークも復活している。