徽章はバッジにしてピン

世界の徽章文化を考察するブログ。というか、バッジが大好き。コレクションを紹介したり、バッジに関する情報を考察したり。実用性皆無、実生活への寄与度ゼロ保障のブログです。

ハンガリー 第51回(1966)エスペラント世界大会バッジ

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2007年ももう残すところあと2週間。カレンダーを眺めては、今年もあっという間だったなあ・・・などと毎年抱く感慨を気がついたらまた繰り返している今日この頃。
でもまあ、今年は本当にいろんなことがあった。仕事の上でも、個人的にも。

そうそう、エスペラント世界大会に参加したなあ。真夏の横浜。とても興味深い体験だった。
世の中には体験してみないと分からないことってあるものだ、というのは誰もがわかりきっていることだが、ついついなにかと理由をつけて、あるいはやむを得ず省略してしまう。時間は有限で、自分の体はひとつしかないから。
でも、せめて自分の興味のあることなら、やっぱり少々の手間をかけても参加することは、得ること多く楽しいものなのである。

というわけで、今日は久しぶりにエスペラントモノを紹介する。
1966年、ハンガリーの首都ブダペストで開催された第51回世界大会のバッジである。
(この前年1965年は東京でアジア初のエスペラン世界大会が開催されている)

なかなかユニークな形状のバッジだ。世界大会バッジは、開催地のシンボルが描かれることが多いようだが、このバッジでは橋である。ドナウ川で隔てられたブダ地区とペスト地区を結ぶ橋のうち、最古の石造の橋で「くさり橋」という観光名所があるようだが、どうやらこの橋のようだ。
異なる文化・民族の人と人を結ぶ理想の言語のあり方を、エスペラント語という形で示したザメンホフ先生。思えば、橋をシンボルに描いたこのバッジは、エスペランティストの心意気としても、とてもふさわしいように思う。