また最近、カルトネタが新聞をにぎわわせているところでもある。
ところで、カルト集団というのは、メンバーに集団への帰属性を求める目的からか、さまざまなグッズを作っていることがよくある。
そしてそれは多くの場合、外部から見るとかなり珍妙なモノであったりする。
バッジの中でも、私は人物を描いた肖像バッジが好きで、よく集めている。単なるシンボルマークやスローガンではなく、それらの要素を兼ね備えたモノとしての肖像バッジは、実にユニークである。
私の持っているのは政治指導者のモノがほとんどだが、中にはこんなのも混じっていた。
そう、インドの聖者（？）サイババのバッジである。最近、あんまり聞かなくなってきたような気がするが、どうなんでしょうかね。以前はビリーバーとアンチの論戦が熱っぽく繰り広げられていたものだが。
サイババ関連施設には、サイババグッズがたくさん売られているようで、このバッジももしかしたらそのようなところで販売されていたのかも知れない。信者や訪問者用おみやげみたいなモノだろうか。
ツクリを見る限りちょっと日本製には思えず、仮にインド製としておきたい。
キンキンキラキラのオモチャのようなバッジで、その周囲にキラキラ光るのはガラスですらなく、プラスティックである。
シヴァとシャクティの化身にして全知全能の神の力を持つ愛の権化を自称し、空中から聖なる灰を取り出すなどの奇跡を起こして多くの信者を集めている。（もっとも、批判が相次ぎ、一時の勢いはないとされる。）
一方、そのような奇跡はすべてマジックに過ぎないとの批判も多く、また青少年に対する性的虐待事件など数多くの犯罪を元信者たちから告発されている。
いやあ、改めてみるとスゴイ髪型だなこりゃ。
・・・私にとっては、疑惑や事件の真相はともかく、この人を信じようという気になる、そのこと自体が不思議に思えてならないが・・・
