おそらくこれもアメリカ共産党関係のものと思われる。
全米反帝国主義団というその中味はよくわからないが、デザインはアメリカコミュニストらしく力強く、ポップな躍動感を感じさせる。おそらく30年代の作。
振り上げられた怒りの拳。
その背後に描かれているのは、双頭のヘビと銃で描かれた「$」マーク。ヘビはファシストの象徴であるので、これはアメリカの資本主義がファシズムと武力侵略によって構成されていることを表現しているのだろう。
なんというのだろう、このミもフタもなさというか、この感覚。まあそこがおもしろいんだけど。
アメリカでもアメリカ共産党モノは人気があるのか、割と高値が付く。鮮明な配色と独特のデザインがユニークである。