相変わらずニュースのトップは北朝鮮ネタ。北朝鮮の核実験再実施を巡って、各国で大騒動を引き起こしている。困ったもんだなあ。
もっとも、発足間もないわが国の阿部政権にとっては絶好の追い風になったようだ。北朝鮮問題が解決しない方が有利なのであって、金政権が崩壊しないことを祈っているのは誰よりも総理なんじゃないかって気もするが、これはゲスの勘ぐりとしておく。
さて、去年もネタにしたが(トラックバック参照)、1945年、世界初の核兵器をアメリカが開発してから19年後、世界で5番目の核保有国になったのは中国である。国連の常任理事国5か国はこうして核クラブを形成した。
中国では、さらに1966年10月26日、核ミサイル実験にも成功する。
これはその時の記念バッジで、時はあたかも文化大革命の真っ最中。アメリカ、ソ連に対抗する強力な武器を手にした中国では、毛沢東思想の勝利と喧伝された。
先日、北朝鮮でも核実験成功の祝賀イベントが開催されていたが、あれを異常という資格は、少なくともすべての現核保有国にはないはず。なぜなら、一度核保有国となったが最後、それを手放し得た国はひとつたりともないからである。