徽章はバッジにしてピン

世界の徽章文化を考察するブログ。というか、バッジが大好き。コレクションを紹介したり、バッジに関する情報を考察したり。実用性皆無、実生活への寄与度ゼロ保障のブログです。

アメリカ アンチ・トランプ大統領バッジ(第2弾)

ロシアのプーチン大統領、中国の習近平国家主席、韓国の文在寅大統領、北朝鮮金正恩第一書記・・・我が国を取り巻く国々の指導者はどれもこれも筋モノぞろい・・・・と嘆息せざるを得ない。
しかし、その日本の最大の同盟国たるアメリカ合衆国の指導者がトランプ大統領というのだから外交のかじ取りもどうしたらよいものやら。

さて、就任以来歴代大統領の中でも異例ずくめの存在であるトランプ大統領。重要閣僚はことごとく辞任、ロシアとの中距離核戦力全廃条約は破棄、ロシア疑惑はどんどんグレーから黒になりつつあり、しかし中国との貿易戦争に火はつけ、メキシコ国境の壁建設は相変わらず主張して、おかげで政府機関は一部閉鎖を余儀なくされ、まあこれでよく政権が倒れないものだと私などは感心するばかりだ。

そんなわけで、トランプ大統領のアンチ・バッジがどんどん誕生しているようだ。このバッジはこのブログでも一度取り上げたが、久しぶりにアンチ・トランプバッジ第2弾といこう。
まあこういうのも徽章文化のある一面ということで・・・

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2017年1月20日」。
この日はトランプ大統領の就任日なのであった。自由の女神も、顔を覆って嘆き悲しむばかり。

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ドナルド・尻 in 2016
なんというかもうどうしようもないバッジで、まるで小学生の悪口レベルだが・・・


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超もろくて無神経で人種差別主義で性差別主義者でナチのアメリカ大統領」。
・・・よくまあ遠慮ない悪口を並べ立てたなあ、という感じ。

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就任直後から大統領選挙をめぐって、トランプ側を勝たせようとしたロシアとトランプ陣営が共謀していたという疑惑が取りざたされている。アメリカ捜査機関と大統領側の攻防は激しく、捜査機関の一貫した独立性の強さに感心することも多い。バッジはトランプ大統領(幼児)を抱き上げるロシアのプーチン大統領という図。無邪気なトランプ赤ちゃんは、軍事大国ロシア(軍服姿のプーチン)の悪の手で誕生した、という主張だ。

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というわけで、疑惑で真っ黒なホワイトハウスは、今や「犯罪現場、立ち入り禁止」。

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任務完了」。
核ミサイルを発射し、にやりと笑うトランプ大統領軍縮に批判的で、つい先日、ロシアとの中距離核戦力全廃条約破棄を表明した。核軍縮に熱心であったオバマ大統領とは正反対の姿勢である。トランプが広島を慰霊のため訪問するなどということはまずありえまい。

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オバマダライラマ、バカ」。
今回並べたバッジの中で、個人的に一番笑えたのがこれ。たぶん、「天才、秀才、バカ」みたいなノリなんだろうなあ。落ちで登場させられているトランプが、もう身もふたもない。
それにしても、こういう文脈でダライラマ14世が登場するのが興味深い。きっとアメリカでは彼を「アジアの老賢人」のような感覚で見られているのかもしれないと思わせられた。