徽章はバッジにしてピン

世界の徽章文化を考察するブログ。というか、バッジが大好き。コレクションを紹介したり、バッジに関する情報を考察したり。実用性皆無、実生活への寄与度ゼロ保障のブログです。

日本 全国戦災都市連盟功労章

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明日3月10日、62回目の東京大空襲の日を迎える。
被災者が国を相手取り、集団訴訟を起こしたというニュースがあった。

さて、62年前の昭和20年3月、大陸から引き揚げてきたのは私の父である。
山口県門司港に上陸した父たちは(彼はその時初めて「祖国」の土を踏んだわけだ)、とりあえず東京を目指すつもりだったらしいが、「東京がやられた」と知り、福島へ向かうこととなった。
・・・まあ東京大空襲がなければ私も誕生しなかったわけで、ひとつひとつの歴史的出来事が個人の人生に大きく影響していることを改めて感じるわけだ。

東京だけでなく、日本中の大中都市が空襲の標的とされ、日本中に無傷な都市はほとんどないくらいの破壊を受けた。昭和22年、姫路市長が発起人となって、戦災を受けた113都市が参加して全国戦災都市連盟が結成された。

このバッジはこの団体の「功労章」ということなのだが、詳細は不明。
中心にルビー風ガラス?が入れられていて(この辺は長年議員の記念バッジに共通する感覚かもしれない)、裏面に「贈 全国戦災都市連盟」と3桁のシリアルナンバーが刻印されている。

今度、姫路に行く機会があったら、手柄山の太平洋戦全国戦災都市空爆死没者慰霊塔(連盟の建立による)に行ってみよう。