徽章はバッジにしてピン

世界の徽章文化を考察するブログ。というか、バッジが大好き。コレクションを紹介したり、バッジに関する情報を考察したり。実用性皆無、実生活への寄与度ゼロ保障のブログです。

日本 熊本県議会議員章

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今日は統一地方選の日。各地の知事、県議会議員の選挙が行われた。この春引っ越してきたところが割と繁華街に近いところなので、選挙戦は大層にぎやかだった。これで明日からまた少しは静かになるだろう。
東京都知事の珍妙な立候補者の面々には笑わされたが、その他のところは概して地味な選挙戦が行われた・・・という印象だ。地方レベルでは自民-民主の党派間の違いというのがあまりはっきりしないことに原因があるように思う。

議員になるというのは、すなわち「議員バッジを手に入れる」ことである。とにかく、日本では議員のシンボルは何をおいてもまずバッジなのである。
そのため、議員の中には手に入れたバッジを神棚にあげて拝んだりする者もいるやに聞くが、それはともかく選挙戦は「バッジ争奪戦」なのだと私は感じている。
結局、みんな好きなんだな。私の「好き」とはちょっと質が違うかもしれないけど。

選挙にちなんで、今日は県議会議員章を紹介しよう。もっとも。これは全国共通の県議会議員章が採用される前の古いもので、現用品ではない。
材質は銀で分厚いツクリとなっていて、手に持つとずしりと重みを感じる。
なぜか重13葉菊花紋(今の国会議員章は単11葉)で、中央に「熊」の字。共通の議員章ができる前は各都道府県で個性豊かな議員章が作られていたが、ある意味つまらなくなってしまったようにも感じるのはマニアの習性か。
まあ、議員バッジというは、議員特権のシンボルみたいなところもあり、その点の批判は当然という気もするが。

それにしても、昔の議員バッジはどれも気合が入っていてデキがいいように思う。こだわりを感じるなあ。