ベトナムというのはどういうわけか、勲章やメダル、記章類はいろいろとあることはあるのだが、よく言えば素朴、悪く言えばかなり安っぽいものが多い。大量生産されたバッジならまだしも、高位の勲章までえっこれが?と意外なくらい素朴だ(または安っぽい)。
アジアでは近代に入って、西洋からの影響で勲章や徽章の文化が発達していくのだが、ベトナムの場合、植民地化という国の成り立ちに原因があるのかもしれないが、あまり徽章文化は高度に発展しなかったのだなーという印象を受ける。
このバッジは、ベトナム戦争後に作られたものだろうが、国家防衛英雄バッジである。つば付きのヘルメットに草色の軍服でカラシニコフを構えた兵士、金星紅旗と統一ベトナムの地図。
材質はアルミ製で、ペイント彩色である。
ベトナムバッジは、なんだかこんな感じのが多いように見受ける。