徽章はバッジにしてピン

世界の徽章文化を考察するブログ。というか、バッジが大好き。コレクションを紹介したり、バッジに関する情報を考察したり。実用性皆無、実生活への寄与度ゼロ保障のブログです。

日本 日本相撲連盟公認審判員バッジ

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愚痴を言うようで気が引けるが、書いてしまおう。
わが国では、公官庁の役所仕事のずさんさを批判するときに、しばしば「民間では考えられない」などと言われる。
だが、言うまでもなく、この「民間」には骨董業者は含まれない。

骨董業界の客に対する態度のひどさといったらもう言語に絶する。よくこれでやっていけるものだと、ほとんど感心したくなるくらいだ。
この前行った某ノミの市もそうだ。
「これいくらですか」と私はバッジ数点を選び出して店のオヤジに尋ねた。
すると、奥まったところにふんぞり返ったオヤジは微動だにせず、ジロリと私を見上げただ指一本を動かして、「こっちに持ってこい」と合図しやがった
そしてただ一言、「3千円っ!」。
一気に買う気が失せる。

出店の状態が乱雑すぎる店も多い。ゴミ収集所か、おまえのところは!
そういうところに限って、つまらないモノにまでバカ高い値段をふっかけてくるからイヤになる。ゴミ扱いしてたくせに、と。

変な業界用語も鼻につく
古いモノのことを「時代がある」などと表現することがあるのだが、ある店主が客に「これ室町はあるねえ」などと話していたのが聞こえてきたのだが、もうホント、聞いているこっちが恥ずかしくなる。
これはまた別の機会だったが、私が古い某有名校バッジを見つけて、まあ500円かそこらだろうと思って値を尋ねたら、なんと4,000円と言われた。
さすがに驚きあきれて、何でそんなに高いのかと聞いたら、そのオヤジ、「これ戦前はあるんだよ!」。
またその言いようがまた偉そうで腹が立つ。
分かってんだよテメエに言われなくてもよ!客をなめてんのか!とはさすがに言わなかったが、さすがの私も憤然として黙って立ち去った。
どういう品かもわからないくせに、あまりの態度の横柄さといい加減さには辟易とさせられた。

まあそんな体験なら山ほどある(みんな同じだと思うが)。
ノミの市を見て回るのは好きなのだが、店のオヤジどもとのやりとりは概して不快だ。そう感じない人たちもいるのだろうが、だとしたらその感覚は私には理解できない。「店主たちとのやりとりが好き」なんて人もいるようだが、とても信じられない。
もちろん、骨董業者が全員が横柄でだらしなくてデタラメで不快だというわけではないが、そうでない人が少ないのは事実だろう。
もちろんこれは私見だが(だが、同感する人は多いはずだ)。

にもかかわらず、私がそういうところに出向くのは、モノとの出会いの楽しみが、オヤジどもの不快さを上回るからに過ぎない。でなければ絶対に行かない。しなくてすむなら彼らとの交流など絶対に御免である。


ああ、余談が過ぎた。
相撲の朝青龍問題はこじれる一方で、相撲人気にもマイナスにしか作用しないと思うが、どうにも相撲協会の頭の固さは救いようがない。この程度のトラブルを穏便に処理することができない組織に、そもそも過度の期待を寄せる方が無茶なのである。

というわけで、こちらはアマチュア相撲の全国団体、相撲連盟の公認審判員のバッジである。
相撲の審判員ということは、つまり行司か。
中央のマークは「力」の篆書体。大きめの作り(22mm)は、審判員の威厳と存在感を表すものだろうか。
裏面には3桁のシリアルナンバーが刻まれている。

(余談の部分とこのバッジは直接関係はありません。念のため。)