1940年、戦局の拡大に伴って「一国一党」を目指した運動として誕生した大政翼賛会。ナチスドイツの体制に倣ったものとも言われる。
総理大臣を総裁とし、都道府県、市町村、町内会に至るまで組織された。どうりでバッジも大量に見かけるわけである。
大日本翼賛壮年団は、翼賛運動の実践組織として作られた、大政翼賛会の下部組織。
総理大臣を総裁とし、都道府県、市町村、町内会に至るまで組織された。どうりでバッジも大量に見かけるわけである。
大日本翼賛壮年団は、翼賛運動の実践組織として作られた、大政翼賛会の下部組織。
で、バッジだが、いずれもアルミ製・ペイント彩色の作り。そのため、ペイントがはげたり、白いサビをふいてボロボロになったバッジもかなり見かける。
改めて見てみると、大量生産には向いたかもしれないが、正直、かなり粗製濫造という印象は否めない。まあしかたないかもしれないけど。
改めて見てみると、大量生産には向いたかもしれないが、正直、かなり粗製濫造という印象は否めない。まあしかたないかもしれないけど。
黒い鳥が赤い日輪を抱くように羽を広げたデザイン。
直線と円で構成されたデザインは、明らかにナチスドイツのライヒスアドラー(国家鷲章)にインスパイアされたものだろう。
大政翼賛会自体、ナチス体制を模したともいわれているが、こんなところにもその発想が現れているような気もする。
直線と円で構成されたデザインは、明らかにナチスドイツのライヒスアドラー(国家鷲章)にインスパイアされたものだろう。
大政翼賛会自体、ナチス体制を模したともいわれているが、こんなところにもその発想が現れているような気もする。