イタリア旅行ネタはまだ尽きないのだが、あんまり長く続けるのもなんなので、ちょっと別の話題を。
中国共産党第17回全国代表大会が今日から開幕したとニュースにあった。
5年に一度の大会だ。北京の人民大会堂が会場なのだが、壇上の飾り付けは相変わらずだなあ・・・中央に党徽(槌鎌マーク)に、それを左右から囲むように赤旗を並べる意匠。
こりゃもう共産主義的様式美の世界だ。そこで討議される内容は、もう共産主義でもなんでもないんだけど。
5年に一度の大会だ。北京の人民大会堂が会場なのだが、壇上の飾り付けは相変わらずだなあ・・・中央に党徽(槌鎌マーク)に、それを左右から囲むように赤旗を並べる意匠。
こりゃもう共産主義的様式美の世界だ。そこで討議される内容は、もう共産主義でもなんでもないんだけど。
さて、中国共産党は1921年に第一回大会を開催して以来、紆余曲折を経てここまできたわけだが、とりわけ1969年に開催された9回大会は、いわく付きの大会であったといえよう。
1966年から勃発したプロレタリア文化大革命の功績を肯定し、文革の理論武装を施したうえ、国防部長の林彪を毛沢東の後継者と位置づけた。
(のち、林彪クーデター事件により、彼の名は10回大会で削除される。)
1966年から勃発したプロレタリア文化大革命の功績を肯定し、文革の理論武装を施したうえ、国防部長の林彪を毛沢東の後継者と位置づけた。
(のち、林彪クーデター事件により、彼の名は10回大会で削除される。)
毛沢東バッジについては、このブログでも何度も取り上げてきたが、この1969年の9回大会(中国語では「九大」と略す)の頃は、最も毛沢東バッジが盛んに作られた。
特に顕著なのが大型化で、これでもバッジなのか?と言いたくなるほど大型のものが作られた。
特に顕著なのが大型化で、これでもバッジなのか?と言いたくなるほど大型のものが作られた。
画像は、私のコレクション中では最大級のもので、直径は13cmにもなる。持っているのは私の手である。大きさがだいたい分かるだろうか。
デザイン自体は、毛沢東バッジとしてはありふれたもの。毛沢東肖像の下に天安門と中国共産党旗を描いている。下の部分に「慶祝九大(九回大会を祝う)」とある。
正直、デカイだけで、よくできたバッジとは全然思えない。
デザイン自体は、毛沢東バッジとしてはありふれたもの。毛沢東肖像の下に天安門と中国共産党旗を描いている。下の部分に「慶祝九大(九回大会を祝う)」とある。
正直、デカイだけで、よくできたバッジとは全然思えない。
一応、裏面にはピンを通す突起と、穴もつけられているが、こういう大きなものはヒモで首から提げたようである(当時のそういう写真を見たことがある)。
もちろん、もっと大きいものも存在するのだが、大型バッジにはそれほど関心がないので、積極的には集めていない。
もちろん、もっと大きいものも存在するのだが、大型バッジにはそれほど関心がないので、積極的には集めていない。
今日始まった大会も、貧富の格差、環境問題、民主化への対応など重要なテーマを盛り込んでいるものの、当時の政治闘争のすさまじさを振り返ると隔世の感がある。そうでなきゃ困るんだか。