徽章はバッジにしてピン

世界の徽章文化を考察するブログ。というか、バッジが大好き。コレクションを紹介したり、バッジに関する情報を考察したり。実用性皆無、実生活への寄与度ゼロ保障のブログです。

モンゴル 有功称号メダル

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なんと訳していいのかよく分からないが、「有功称号」と、とりあえずこのようにしておく。

おそらく70~80年代の作。
モンゴル人民共和国時代、学術や芸術、文化、教育などの分野で顕著な功績を挙げた者に与えられたメダルである。制度自体はソ連に倣ったものだろうが、社会主義国家のみならず、この種の栄典制度はたいがいどの国にもあるものだ。
わが国にも「人間国宝」とか、もっとワケの分からない「国民栄誉賞」なるものが存在しているが、それに年金などの特権をプラスすれば、だいたい似たようなもんだろうと想像する。


新しいモノらしく全体にのっぺりした感じで味わいに乏しいが、国章を堂々と中央に配したデザインは、国家から与えられた権威を表しているように感じる。
正直、あまりおもしろいメダルとも思えないが、希少性ゆえか、その権威ゆえか、けっこう値段は高いものである。