徽章はバッジにしてピン

世界の徽章文化を考察するブログ。というか、バッジが大好き。コレクションを紹介したり、バッジに関する情報を考察したり。実用性皆無、実生活への寄与度ゼロ保障のブログです。

日本 川村高校 校章バッジ

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これまで何度も書いていることだが、日本の徽章文化において、校章バッジというのはとても大きな地位を占めている。
正直、日本の徽章文化は低迷の一途をたどっていると言わざるをえないが、21世紀の今、それを大きく支えているのは、小中高校生たちが制服につける学校のバッジであるといっていい。

そのことは、ノミの市へ行くたびガチャガチャとバッジ漁りをしている私の実感でもある。
もっとも、学校モノにはさっぱり関心のない私には、ほとんど除外の対象でしかないのだが・・・。

それでも中には、おや・・・と思わせるバッジに出会うこともある。最近見つけた、この川村高校のバッジもそのひとつ。
東京目白にある、大正時代から続く有名女子校である。ネットで調べたら、最近、女子大学までできたのだなー。知らなかった。

ふと川村高校のバッジに手が伸びたのは、私が高校時代、毎朝のように通学電車で見かけた川村の学生のことを思い出したからだ。(笑)
無論女子高生は他の学校の生徒もたくさんいたはずだが、特に彼女が印象的だったのは、別に彼女の容姿に惹かれたからではなく、襟と袖の白い3本線入りセーラー服が印象的だったせいだ
どこの制服かは長らく不明だったのだが、ある時それが川村高校の制服であり、ということはつまり制服の3本線は「川」の字を表しているらしいことを知った。

さて、この校章だが、一見して鶴を表していることは明らかだが、ちょっとユニークな形をしている。学校の公式サイトにはその意味するところが説明されている。

「学園の「三羽の鶴」の徽章は、学園を表徴し、学園精神を表しています。鶴の足のあたりにある三つの玉は、川村学園の川を表したものです。鶴は、「尊厳と崇高」、「平和と愛の心」、「ゆたかさ」、「永遠の向上」を表すことから、また、「三」という数は、古今東西を通じて基本的な数であることから「三羽の鶴」となりました。また三羽の中央でまっすぐ進もうとしている鶴が「園児・児童・生徒・学生」、それを左右から支え導いている鶴が「保護者」と「学園・教員」を表し、この三者は学園生活では何れも欠くことのできない関係です。」(川村学園サイトより)

バッジ自体は極めて普通の学校バッジ。