徽章はバッジにしてピン

世界の徽章文化を考察するブログ。というか、バッジが大好き。コレクションを紹介したり、バッジに関する情報を考察したり。実用性皆無、実生活への寄与度ゼロ保障のブログです。

日本 神戸山手学園(神戸山手女子高等学校)校章

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日本のバッジでは学校関係バッジ、つまり校章などが大きな比重を占めていることは間違いないが、私はあまり興味を持っていない。
要は関心がないのだが、学校バッジを見つけても、それがどこのバッジかわからないことが実に多いのも大きな理由だ。校章それ自体が学校のシンボルであり、使用者は学生のみ、使用地域もごく限定される・・・などの理由からか、裏面にも何も書かれていない場合がほとんどだ。どうやらどこかの高校らしいとわかったところで、それ以上調べるには、マークだけをヒントに探さなければならない。有名校や個人的に知っている範囲でしか、わからないというのがオチである。

ところで、世間には、女子校(特に名門校)のバッジを集めたがる人がいるようで、バッジ愛好家の私からすれば、そういう人たちは異なる道を行く者たちと思っている。バッジコレクターでも路線が微妙に違うような気がするので、念のため。

さて、画像のバッジは、まとめ買いしたバッジの中に混じっていたモノで、実は学校バッジかどうかすらわからなかった。「山手」という文字を頼りに、ネットで検索してみたら偶然判明。実は神戸の女子校の神戸山手学園の校章なのであった。

神戸山手学園の公式サイトでは、
大正14年(1925年)4月1日制服とともに校章が制定された。
生徒一人ひとりが、自分の心を映し出し、より正しく、より美しくあろうとすることを願って、「八咫鏡」(やたのかがみ)を象り、その中に「山手」の文字が刻まれたものである。
当初は銀一色であったが、昭和4年に、地色に澄んだ心を表す「ライトブルー」が、また「山手」の文字には、真心をイメージした「赤い色」がつけられ、今日に至っている。」
と説明がある。

校章として、「ヤタノカガミ」が登場するあたり、時代を感じるが、一見、あまり学校らしくない感じの校章である。