徽章はバッジにしてピン

世界の徽章文化を考察するブログ。というか、バッジが大好き。コレクションを紹介したり、バッジに関する情報を考察したり。実用性皆無、実生活への寄与度ゼロ保障のブログです。

日本 交通功労章(境警察署)

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無事故ドライバーには、記念品がもらえると知ったのは、やはりたまたま見つけた古いバッジからである(例:交通栄誉章)。
交通安全協会等の事業のひとつで、交通安全啓発の一環ということなのだろう。

条件さえ合えば、誰でも簡単にもらえそうなので、オレももらってみようかな・・・と思っていたら、職場から私が推薦されることになった。
「誰か推薦しなきゃいけないんだけど、どう?」と上司から聞かれたので、これはチャンスとばかりに「ぜひ推薦してください」とふたつ返事で答えたものだ。
毎年職場から推薦しているのだが、必ずしも多くない条件の合う人(つまり無事故無違反の人)はすでに表彰されてしまったため、推薦できる人が払底してしまったのであった。

ほとんど仕事でしか自動車を運転しないために結果として無事故無違反記録を伸ばしてきた私。
それでも、内容にウソはない。証拠として事前に無事故無違反証明をとっておいたのだが、今日めでたく表彰状をもらってきた。
賞状なんてもらうのは何年ぶりだろう?
「あなたは自動車運転者として多年にわたりよく交通法令を遵守し交通事故防止に努めたことは他の模範であります ここに記念品を贈って表彰します。○○警察署長 ○○地区安全運転管理者協会会長」

ところが、期待していた記念品は、バッジではなくて3色ボールペン(笑)。ああ、最近はバッジなんて作ったりしないんだなあ。これも時代の流れなのか。それとも、今でもバッジをくれるところもあるのだろうか。

というわけで、今日のバッジは交通功労章。これもセーフティードライバー関係のものだろうか。
中央に赤いガラスが光る。
主として「表彰関係バッジ」にカットガラスを入れたがる習性は、起源も理由もよく分からない不思議な日本の徽章文化である。
裏面には、「交通功労章 境警察署境交通安全協会」とある。
表面を改めて見てみると、警察の旭日章の中央に、安全のシンボルとしてしばしば用いられる「緑十字」と赤いガラスを入れたデザイン。
緑十字を丸く囲むマークは、さて・・・?と一瞬考えると、「さかい」の「さ」の字に違いない!

私はコレクターとしてバッジは収蔵場所に困るくらい持っているが、私自身がもらったバッジはほとんどない。在学中の学校バッジと、職場のバッジくらいじゃないだろうか。
バッジには、所属証明という機能があるわけだが、その意味でいえば、私には身に帯びる資格のないモノばかりなわけだ。

今回は、せっかくの「私がつけてもよいバッジ」が手に入れられなくて、ちょっと残念な私である。
もっとも、もらったとしても身につけようとはまず思わないだろうが