こういうブログを書いていていつも感じるのだが、コレクション紹介をしているとどうもできるだけ価値の高いモノ、珍しいモノ、おもしろいモノに傾きがちだ。
コレクターたる者、他人に自分のコレクションのおもしろさを伝えたいと思わない者はいない。こんなにスゴイものあるんだよ、オモシロイものがあるんだよ、と紹介しているうちにどんどんと先へ先へと進んでしまうのである。
コレクターたる者、他人に自分のコレクションのおもしろさを伝えたいと思わない者はいない。こんなにスゴイものあるんだよ、オモシロイものがあるんだよ、と紹介しているうちにどんどんと先へ先へと進んでしまうのである。
だが、それが本質なのかというとちょっと違う気もする。徽章文化を語る上で、最も重要なのは珍品貴品ではなく、もっともっとありふれたモノなのではないか・・・という気がしているのも事実。
日本で古いバッジ漁りをしていて、必ずと言っていいほど頻繁に見つかるのが、この在郷軍人会のバッジである。正式には、「帝国在郷軍人会員徽章」。実際にはいろいろ種類があるが、これは最もポピュラーな種類。
また、会員徽章にも大型のものと小型のものがあるのだが、こちらは小型のタイプ。1940年以降のタイプらしいが詳細はよく知らない。
また、会員徽章にも大型のものと小型のものがあるのだが、こちらは小型のタイプ。1940年以降のタイプらしいが詳細はよく知らない。
現役を退いた軍人の組織で、明治43年から昭和20年まで35年間存在した組織なのだが、この会員徽章の多さから見ても、会員数の膨大さがうかがわれる。
バッジのデザインは、盾の形と交差した剣、それに陸海軍のシンボルとして錨、星を描いている。
ちょっと特徴的だなと思うのは、中央の星が金にメッキされた上、高く盛り上がって強調されており、そのため全体に立体的な印象である。
ちょっと特徴的だなと思うのは、中央の星が金にメッキされた上、高く盛り上がって強調されており、そのため全体に立体的な印象である。
あまりにもありきたりなバッジだが、よくよく見ると、軍のバッジとしてはなかなか悪くないデザインだな・・・とも思えてきた。