徽章はバッジにしてピン

世界の徽章文化を考察するブログ。というか、バッジが大好き。コレクションを紹介したり、バッジに関する情報を考察したり。実用性皆無、実生活への寄与度ゼロ保障のブログです。

中国 建国60周年を迎える北京にて(その2) 招待者リボン(1963年)

さて、久しぶりに訪れた北京だが、空港から市中心部に向かう途中、街のあちらこちらに国慶節(建国記念日)を祝う飾り付けがまず目に入った。
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地下鉄駅にて。いまだに「中国の特色ある社会主義」というスローガンは使われ続けている。

天安門広場はまさに国慶節ムードいっぱいで、こういう様子を目にするのは初めてだった。
ところで、天安門前には、式典の招待者が座るスタンドが設置されていた。
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天安門前。赤い敷布が敷き詰められた座席。

近寄ってよく見てみると、スタンドには数字の書かれた札が見えた。
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ああ、これがあれか、と私はひらめいたものだ。
私のコレクション中に、国慶節式典の招待者用がつけるリボンがあったのを思い出したのである。
それがこれである。
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1963 国慶 観礼」とあるリボンである。「観礼」とは式典などの招待を意味する。そしてその下にある「東台 第669号」というのが、このスタンド席の場所であろう。
東台というのは、天安門正面に向かって東側になるのだろうか。

今年の国慶節では、10年ぶりに軍事パレードが予定されていて、どのような兵器がお披露目されるのか注目を集めている。
だが、今となっては、私としては招待者たちが胸につけるリボンのほうが気になっている