徽章はバッジにしてピン

世界の徽章文化を考察するブログ。というか、バッジが大好き。コレクションを紹介したり、バッジに関する情報を考察したり。実用性皆無、実生活への寄与度ゼロ保障のブログです。

日本 大丸 社員章(?)

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有楽町の西武、京都の阪急、街の顔となってきた大手百貨店が、次々に閉鎖される。不況の中、百貨店の状況はますます厳しく先は見えない。
百貨店という顔を失った街は、一層沈滞感と停滞感がつのるだろう。地域住民にとって、これはなんとも言えない不安感をもたらす。地方都市では、特にそれが顕著である。
じゃあ自分自身、百貨店で買い物を普段するかというと、ほとんどしないことに気づく。理由は、やはり割高感にある。それでも、いざというときに頼りになるのが百貨店なのだが・・・

ところで、そんな厳しい状況で、なんとか生き残りを図ろうと、各社の吸収合併もあちこちで行われている。
今日のバッジ、大丸百貨店もそうで、なんといつの間にか松坂屋の傘下にはいることになったという。名称も、今年から大丸松坂屋百貨店に変わるのだそうだ。
このバッジ、おなじみの大の字のシンボル、現在のクジャクマークが使われるようになっても、一応正式社章はこの大の字マークらしい。
大丸は、江戸時代に起こった京都の呉服商が発展してできた百貨店で、この大の字マークも、そういわれてみるといかにも元呉服屋らしい感じがする。
ねじ込み式足がついた古いタイプのバッジで、裏面にシリアルナンバーが刻印されている。少しくすんだ緑色の七宝がなんとなくいい雰囲気である。

このバッジ、よくみると囲みの上部が鎌状の交叉になっていて、正式な大丸社章とはちょっと違う(正式のは丸に大の字)。大丸グループのどこかの社章と思われるが、詳細は不明。
ご存じの方、教えてください。