先週末、岡山に行ったついでに、周辺を観光することにした。
私は瀬戸内の海をこよなく愛しており、今回久しぶりあちこちを巡って、この狭苦しくも愛しい海の姿を堪能した。
公害もあったろう。環境破壊もあったろう。戦争による害も、ひとかたならぬものがあったのも事実。だが、いつでも地域の人とともにあった生活の海。そこにこそ瀬戸内の美しさがあるのであり、それを理解できないようでは、実に困った人間といわざるを得ない。
私は瀬戸内の海をこよなく愛しており、今回久しぶりあちこちを巡って、この狭苦しくも愛しい海の姿を堪能した。
公害もあったろう。環境破壊もあったろう。戦争による害も、ひとかたならぬものがあったのも事実。だが、いつでも地域の人とともにあった生活の海。そこにこそ瀬戸内の美しさがあるのであり、それを理解できないようでは、実に困った人間といわざるを得ない。
その点、私がひそかに感心しているのが、宮崎駿監督の「崖の上のポニョ」なのであった(笑)。
あの映画の主役は海だ、というようなことを宮崎駿が言っていた気がするが、その海を描くのに、太平洋の大海原でもなく、エメラルドグリーンに輝く南洋の海でもなく、ゴミにまみれた狭苦しいこの瀬戸内海を取り上げたのだ。
そのただ一点だけで、私はもう胸打たれてしまうのであった。いや、大げさかもしれないけど、ホントのこと。
映画の内容より(ストーリー的にはけっこう疑問も多い作品である)、その舞台設定こそがすごいし、さすがだ。
あの映画の主役は海だ、というようなことを宮崎駿が言っていた気がするが、その海を描くのに、太平洋の大海原でもなく、エメラルドグリーンに輝く南洋の海でもなく、ゴミにまみれた狭苦しいこの瀬戸内海を取り上げたのだ。
そのただ一点だけで、私はもう胸打たれてしまうのであった。いや、大げさかもしれないけど、ホントのこと。
映画の内容より(ストーリー的にはけっこう疑問も多い作品である)、その舞台設定こそがすごいし、さすがだ。
で、今回は「ポニョ」の舞台とされる鞆の浦に足を運んだ。ここに来たのは実は初めて。
空襲にも遭わなかったせいか、古い町並みが残る瀬戸内の港町である。対潮楼・福禅寺からの眺めは、まさに一幅の絵画のよう。
(対潮楼から仙酔島を見る)
空襲にも遭わなかったせいか、古い町並みが残る瀬戸内の港町である。対潮楼・福禅寺からの眺めは、まさに一幅の絵画のよう。
(対潮楼から仙酔島を見る)