徽章はバッジにしてピン

世界の徽章文化を考察するブログ。というか、バッジが大好き。コレクションを紹介したり、バッジに関する情報を考察したり。実用性皆無、実生活への寄与度ゼロ保障のブログです。

日本 第1回国勢調査バッジ(大正9年)

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そうか、今年は国勢調査の年なのか・・・とテレビのCMで知った。ああ、そういや今年は2010年だったね。
実施は10月1日。個人情報保護の意識や住宅環境などの変化から、年々国勢調査はやりにくくなっているらしい。母の友人が前回の調査で調査員をやったらしいが、「もうやりたくない」と言っていたという。理由は聞かなかったけど、まあ大体想像はつくね。

ただ、社会の実情や変化を知る上で、国勢調査はやはり不可欠であり、重要な意義を持っている。
記念すべき日本の第1回国勢調査は、大正9年(1920年)10月1日に行われた。今から90年前のことである。その調査結果によると、内地(台湾や朝鮮などを除く)人口は、およそ5,600万人であった。

今日の一枚はその時のバッジである。おそらくは当時の調査員など関係者に配られたモノと思われる。
表には神武東征の図が描かれ、上下に「大日本帝国」「第一回国勢調査とある。
裏は大日本帝国の詳細な版図。むろん、南樺太朝鮮半島、台湾も含まれている。下に「大正九年十月一日」。全域が描かれているため、ほとんどが太平洋だ。

国勢調査バッジというのは実は大変多く、よく見かけるバッジである。それだけたくさん調査員を動員しているということなのだろう。
今ではもう国勢調査のバッジって配っていないのかなあ?