徽章はバッジにしてピン

世界の徽章文化を考察するブログ。というか、バッジが大好き。コレクションを紹介したり、バッジに関する情報を考察したり。実用性皆無、実生活への寄与度ゼロ保障のブログです。

作成国不明 エスペランティストバッジ

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今日のニュースはチリ鉱山落盤事故の救助ネタで持ちきりだ。2か月以上地下深くの行動に閉じこめられた33人の労働者。ようやく救出坑から引き上げられる日がやってきたのだ。なんというドラマチックな展開だったことか。まるで映画を地でいくようだ。
今日昼に始まった救出作業、さっきネットで中継見ていたら、もう15人目の引き上げ中になっていた。このまま最後まで無事にいくといいのだが。

鉱山の救出現場には被害者の家族や救出作業関係者、報道陣が詰めかけ、キャンプ村ができた。その名も、「エスペランサ」。スペイン語で「希望」の意味である。
また、このキャンプ村で被害者の妻が女の子を出産し、その子もまた「エスペランサ」と名付けられたという。
さらに、ニュースでは、33人には全員、救出時に着る緑色の作業服を支給されたという。緑は、希望のシンボルだからと紹介されていた。

さて、ザメンホフ博士の考案した人工言語エスペラント。これも「希望する者」という意味である。エスペラントは、ラテン語を基にした単語が多いので、ラテン系言語スペイン語とけっこう重複する部分が多い。
エスペラントが、緑の星をシンボルにしているのも、それ自体が「希望」を表すからに他ならない。

というわけで今日の一枚は、チリ鉱山ニュースに刺激されてエスペラントバッジ。
ESPERANTO LINGVO INTERNACIA(エスペラント 国際言語)」と書かれている。
メーカーの刻印などもないため、製作国は不明であるが、周囲を赤が縁取っていることから、エスペラントの中でもSAT系の組織のモノの可能性が高い。