徽章はバッジにしてピン

世界の徽章文化を考察するブログ。というか、バッジが大好き。コレクションを紹介したり、バッジに関する情報を考察したり。実用性皆無、実生活への寄与度ゼロ保障のブログです。

製作国不明 LEA(エスペラントバッジ)

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インフルエンザのピークは過ぎた、というニュースを聞いて、まあ今年も予防注射はしていたから無事乗り切ったなと思っていたら、やられた。悪寒戦慄、津痛発熱、で土曜の晩はうなされた。
それでも、処方してもらったタミフルのおかげか、予防注射のおかげか、単に体力が回復したか、今ではほぼ復調した。何となく熱っぽさはあるのだけど。

そんなわけで、今日は仕事を休んで(初めからそのつもりだったのだけど予定は狂った)部屋に引きこもり。するともなしにバッジを眺めていた。

改めてみて、んーこれけっこういいじゃん?と思ったのが画像の一枚。
緑の星がシンボルの、エスペラントバッジである。大きなモノではないが、七宝の色合いが実にきれい。赤い縁取りと緑の星には透明七宝が用いられていて、彫りが透けて見え、立体感を与えている。中央の白い部分には緯線と経線らしきモノが描かれ、地球を表現しているのであろう。「国際補助語」として、世界を結ぶのがエスペラントというわけ。

しかし、「LEA」とはなんぞや。ネットで検索。いくつかそれらしき名前を見つけることができた。

1 LIBERA ESPERANTO-ASOCIO en HOKKAJDO (LEA/H) 北海道自由エスペラント協会
2 Litova Esperanto Asocio  リトアニアエスペラント協会
3 Luksemburga Esperanto-Asocio ルクセンブルグエスペラント協会
4 Liaoning-a Esperanto-Asocio 遼寧エスペラント協会
5 Laboristaj Esperanto Asocio 労働者エスペラント協会

・・・まあ答えを言ってしまえば、5番なのだけど(たぶん)、色々とあるもんである。
なんで1~4が違うのかというと、当ブログでも何度も取り上げているとおり、「赤縁+緑星」のバッジは、左派系エスペラントバッジとみなすのが基本だからだ。実は、以前にも「SLEA」というエスペラントバッジを紹介したことがあるが、これが「スウェーデン労働者エスペラント協会」なのである。
SAT(Sennacieca Asocio Tutmonda 国民性なき全世界協会)の公式サイトを見ていたら、LEAについて触れられていて、協働関係にはあるがイコールではないとされている。

左派系エスペラントとなると、バッジに描かれている地球儀も微妙に見え方が変わってくる。単に国際補助語ではなく、国労働者団結のシンボルではないかと思うからだ。